海辺のカフカ

土曜日と日曜日、
「海辺のカフカ」を見に行ってきました。


セットや照明、音楽がとても美しい舞台でした。
そして、何が美しいかって・・・。
宮沢りえさんの美しさといったら！
物語の冒頭、セットが複雑に動く中に、
宮沢りえさんが青いドレスを着て現れるのですが・・・。
もう、この世のものとは思えないほど美しかったです。
一緒に行ったお友達も、
「お人形さんかと思ったー！」
と驚いていました。
　　

と、見た目の話ばかりしてしまうのですが・・・。
肝心のストーリーはというと、これがよくわからなくて（＾＾；
もちろん、多様な解釈は許される物語だったと思うし、
謎も必ずしも解かれるものではないとわかってはいるのですが・・・。
「面白くなかった」とかではないです。
今ここに、感想を書くべき白い紙があるとします。
一文字も書かずに、真っ白だった、という感じです（苦笑）


昨日も最後まで集中を切らさずに一生懸命見ました。
今日も一生懸命見ました。
でも、見れば見るほど、わからなくなっていく。
１幕でつかんだかと思ったことも、２幕ではわからなくなる。
それが感想といえば感想でしょうか。


え？肝心なことを書いてない？
直人のことですね？（笑）　
ええと、直人はですね、
自分の演技に人を引き込む、
いい役者になったなあ、と思いました（←どこ目線！？（笑））
いや、そんなにね、いつもの演技と変わったところはなかったと思うんです。
これは、去年のファンクラブイベントの朗読劇でも思ったんですけどね。
ナチュラルでいて、すっとその世界に引き込まれる。
そんな感じだと思います。
大島さんの佇まいも、とても素敵でした。


今日のカーテンコール、千秋楽ということで、
蜷川幸雄さんもいらっしゃってました。
キャストの皆さん、リラックスした笑顔が印象的でした。
宮沢りえさんと、カフカ役の古畑新之くんは、
感激して涙ぐまれていました。
直人は終始さわやか笑顔。


この舞台は、セットをたくさんたくさん動かすので、
黒子の皆さんもものすごく大変だったと思います。
カーテンコールでは、黒子の皆さんも舞台へ登場。
直人は遠慮している黒子さんの背中を押してあげたりして、
後ろへ後ろへ。
そして、最後にキャストの皆さんが手をつなごうとすると・・・直人いなーい！（笑）
あやうく混じりそこないそうになってた直人もかわいかったです。


直人は今日のうちに帰ったようですね。
少しは小倉を感じる時間があったのかなあ。
この土地を気に入って帰ってくれたのならいいんですけど。


キャスト、スタッフ、関係者の皆様、お疲れ様でした！