冒頭から攻めてるなあ、とは思いましたが、
27時間、立ち止まらずに前進し続けるSMAPの姿を、
まざまざと見せつけられた気分です。
いろいろすごかったけど、
ラストまで見た今となっては、
45分ノンストップライブから、ラストまでが強烈です。
ライブ始まり、5人がせりあがってくる、
その強烈なオーラ。
完璧なスターの姿。
それが、だんだんと「生身の彼ら」がむき出しになってくる。
でも、そうなればなるほど、SMAPは強く強くなっていく。
あの木村くんでさえ、「Can't Stop~Loving~」のラストで、
ガッと膝をついた、その過酷さ。
でも、その一瞬だけだった。
決して崩れない木村拓哉の強さ。
最後まで笑顔でやりきった、香取慎吾の頼もしさ。
ステージ上にいつでも気を配っている稲垣吾郎の着実さ。
「Crazy Five」で涙を見せた、草剛の熱さ。
・・・そして中居正広の責任感。
中居くんは、相当に体調が悪い中、27時間テレビをやっていたようです。
ライブの途中、ステージから完全に消えてしまう時間がありました。
ライブを見返すと、冒頭から「踊りすぎている」。
・・・中居くん、意地をはったね、という感じです。
体調が悪いなら、ペースを抑えていくという選択肢もあるはず。
でも、中居くんにはそれはできなかった。
プライドと、責任感だと思います。
体調が悪いからこそ、最初からトップギアでいったのでしょう。
たぶん途中で吐いてました。
ライブが終わった後のコメント。
「こんな無様な姿をお見せしまして本当に申し訳ないと思います。自分を恥じております。」
なんか聞いてて辛かったです。
そしてライブの後、徒歩でフジテレビまで帰ってくださいと。
歩き出す5人。
27時間テレビの中で、SMAP5人が全員で歩いて移動するシーンが何回かありましたが、
その姿が印象的でした。
先頭を、木村、中居が並んで歩き、
稲垣、草が続き、
しんがりを香取が歩く。
たぶん、こうやって27年、SMAPは歩んできたんだと。
道なき道を、時には攻撃されながら、
木村くんと中居くんが先頭で、
道を切り開きながら、下の子たちを守りながら。
たぶん、一人では耐えられなかったと思います。
木村くんは、中居くんがいたから。
中居くんは、木村くんがいたから。
27時間テレビのドラマで、中居くんと木村くんは、
一言も言葉を交わしません。
一言も話し合わないまま、2人で車に乗り込んで、下3人の元へ向かう。
あの2人には、もはや言葉さえも必要ない。
強い絆で結ばれた「戦友」。
でも、この間、「an・an」のインタビューで木村くんは言ってました。
昔は中居くんと2人で先頭を飛んだ。
でも今は、だれとも先頭を交代できるようになったと。
上2人ががんばれたのは、下3人が支えたからなのですね。
そして、笑福亭鶴瓶さん、ナインティナイン、松本人志さん、明石家さんまさん、
ビートたけしさん、タモリさんからのメッセージ。
ここでもう中居くんは泣いてましたけど、
最後、一番大事な人からお手紙が。
そうだったらいいなあ、と思っていたけど、
まさか、という人から。
SMAPの6人目のメンバー、森且行くんからの手紙が、読み上げられました。
たぶん、5人は森くんがいるから、
森くんは5人がいるから、
がんばれるのだと思う。
お互いに恥じないように。
お互いを誇りに思って。
慎吾は笑顔で、剛は涙をこぼしながら、
吾郎はクールに、
木村くんは、少年のような顔で、
中居くんは素直に泣きながら。
一生懸命、かみしめるように、森くんの言葉を聞いていました。
そしてラスト。
デビュー当時の顔写真の前を通りながら、スタジオへ。
5人がコメントして、時間きっちりに終わりました。
あれだけくたくたになってさえ、
27時間テレビを最後まで全うして、仕上げるプロ根性。
大好きなSMAPですけど、もっともっと好きになりました。
彼らは止まらない。これからも進化し続ける。
それを強烈に感じさせられた27時間でした。
SMAPファンとしてはもうお腹いっぱいで、
しばらく生きていけそうです。けど、
普通の方はどうだったのかな?
少しでもSMAPいいな、とか、好きだな、って思ってくれてたらいいな。
だって、SMAPがんばったもん。
そして、待望のツアーも発表です!
・・・中居くん、ちょっと鍛えて、コンサート持つようにしてきてね(笑)
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。